国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020
TPAM フリンジ 参加作品
イマジナリーピーポー
イン
トーキョー
イエデイヌ企画
公演情報
『イマジナリーピーポー イン トーキョー』
出演
野中知樹 平山瑠璃 米倉若葉
構成/演出
福井歩
日時
2020年2月14日(金) 19:30-
15日(土) 14:00- / 19:00-
16日(日) 14:00-
※開場は開演20分前
※上演時間約60分を予定
- チケット
前売一般 2,500円
学生 2,000円
当日一般 3,000円
注意!
こちらからご予約いただけるのは「劇団扱いチケット(通常のチケット/TPAMフリンジ オーディエンスチケット)」のみです。
「TPAM プロフェッショナル」でチケットをご希望の方はTPAM2020公式サイトよりご予約ください。
会場
新宿眼科画廊 スペースO
JR新宿駅東口より徒歩12分
地下鉄東新宿駅より徒歩6分
地下鉄新宿三丁目駅より徒歩7分上演について
ひとりで都市を歩いていると、だんだん身体が周囲に馴染んでいき、「私」が消えたような、透明人間になったような感覚を抱く。透明人間は周囲の人から見えず、また異なる存在であるため、両者の間には隔たりがある。それをいいことに、透明人間は都市に溶け込み、周囲の人を観察している。透明人間は周囲の人と関係を持たない、または定型化され、意識されないような関係性しか持たない。
どうでもいい存在になることは、他人が求めてくる役割から解放されるということだ。役に立たなければという責任感やプレッシャー、性別や職種などの偏見から逃走し、自由になる。自分に掛かっている力を逃し、気の向くままに流れてみる。都市を目的もなく歩き、「私」は無用なものになる。
それが世間の要求に対するささやかな抵抗になる。これは世の中に逆行する、ということではない。ぼーっと都市を歩き回ることで、絶え間ないスピードで進む社会とは異なる流れが生じる。このような抵抗の先に何があるのか。今回の60分の上演で考えていきたい。
福井歩
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イエデイヌ企画
イエデイヌ企画
2014年に発足した演劇プロジェクト。固定メンバーは演出の福井歩のみだが「他者の存在があって、初めて上演が可能になる」という考えの下、集団名を掲げ作品ごとにメンバーを集め創作を行う。
プロジェクトの目的は、上演を通じて現代社会における既存の価値観や感覚をみつめ直し、言語化し難いものを捉えることである。その為に俳優の発話とテキストの間に距離を生成し、俳優の身体の空間への配置を意識した演出/上演を行う。
福井 歩(演出/イエデイヌ企画代表)
1992年関東生まれ。2016年立教大学映像身体学科卒業および2018年同大学院現代心理学研究科映像身体学専攻博士課程前期課程修了。
高校生の時、シンプルなものを組み合わせて上演を立ち上げる面白さを知り、演劇をはじめる。
2016年、マレビトの会『福島を上演する』(フェスティバル/トーキョー16)に演出部として参加。2017年にはフェスティバル/トーキョー17「実験と対話の劇場」に演劇計画・ふらっと、の演出として参加した。
現在は一般企業で働きつつ、創作を行っている。
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